映画『変な家』の判定は「実話ではない」です。原作はYouTuber・雨穴によるフィクション作品であり、実在の事件や人物に基づくという公式情報は存在しません。
間取り図から謎を解くリアルな構成が「実際にあった物件の話では?」という誤解を広く生んでいます。
この記事では、実話ではないと判定できる根拠を整理し、なぜ誤解されるのか・ネット上の元ネタ説についても詳しく検証します。
変な家は実話?結論
- 判定
- 実話ではない
- 根拠ランク
- C(原作・記録)
- 元ネタの種類
- なし
- 脚色度
- ―
- 確認日
- 2026年4月
映画『変な家』は、YouTuber・雨穴が2020年に公開した不動産ミステリー動画を原点とするフィクション作品です。公開情報を調査した結果、本作が実話に基づくという根拠は確認できませんでした。原作の動画・小説はいずれも雨穴の創作として発表されており、実在の物件や事件との接点はありません。
本記事は公開されている情報をもとに編集部が独自に検証したものです。新たな情報が確認された場合、内容を更新することがあります。
なぜそう判定できるのか【根拠ランクC】
本作の原作が創作物であることが複数の公式情報から明確なため、根拠ランクはC(原作・記録)と判定しています。
映画『変な家』の公式サイト(東宝)では、本作が雨穴の原作小説を映画化した作品であると明記されています。サイト内に「実話に基づく」「Based on a true story」といった表記は一切ありません。
雨穴の公式YouTubeチャンネルで2020年に投稿された動画『【不動産ミステリー】変な家』が本作の原点です。この動画はフィクションとして構成された不動産考察コンテンツであり、実在の物件を扱ったものではありません。
さらに、書籍版『変な家』(飛鳥新社・2021年刊行)においても、著者・雨穴は創作であることを前提とした説明をしています。公式サイト・原作動画・書籍のいずれにおいても、実話との接点は確認されていません。
実話ではないと考えられる理由
原作・映画クレジット・制作経緯のいずれにおいても、実話との接点はゼロです。
まず、原作の成り立ちそのものが創作です。雨穴は「不思議な間取り図」というフィクションの設定から物語を構築しています。実在の物件や事件が元ネタではないことは、動画・書籍・映画のいずれの公式情報からも明らかです。
映画版は2024年3月15日に公開され、石川淳一が監督を務めました。間宮祥太朗・佐藤二朗・川栄李奈らが出演していますが、映画のクレジットや宣伝資料にも実話を示す表記はありません。
作中に登場する「変な間取り」の家も架空の物件です。実在する住所やモデルとなった建物は公式に一切言及されておらず、物語の舞台設定はすべて雨穴のオリジナルです。
ではなぜ「実話」と誤解されるのか
不動産実話風の構成・匿名的な語り口・YouTube発というメディア特性が複合的に重なり、実話と誤解されやすい作品です。
第一に、間取り図から謎を解く導入部が最大の要因です。原作YouTube動画は「実際にあった物件の話」のようなフォーマットで構成されており、不動産トラブルや事故物件の体験談を思わせる作りになっています。フィクションだと気づかない視聴者が少なくありません。
第二に、著者・雨穴の匿名的な語り口も影響しています。雨穴は顔出しをせず覆面キャラクターとして活動しており、その語り口が「実体験の告白」のように受け取られやすい構造になっています。
第三に、YouTube発のコンテンツであるという点です。テレビや映画の公式作品であれば「フィクションです」という注意書きが入るのが一般的ですが、個人チャンネルの動画にはそうした慣習がないため、視聴者が実話と受け止めるケースが生じやすくなっています。
第四に、映画が興行収入50億円超の大ヒットを記録したことで、SNSで話題が広く拡散されました。多くの観客が鑑賞後に「変な家 実話」と検索する流れが生まれ、誤解がさらに広がる結果となっています。
加えて、近年は事故物件や訳あり物件を題材にした実話系コンテンツが人気を集めていることも背景にあります。『変な家』はこうした実話系ホラーのジャンルと雰囲気が近く、同ジャンルの作品と混同されやすい状況が生まれています。
モデル説・元ネタ説の有無
ネット上にはいくつかの元ネタ説がありますが、モデル・元ネタは未確認です。
「実在する変な間取りの家がモデルになった」「特定の事件が元ネタ」といった噂がSNSや掲示板で見られますが、いずれも公式に確認されていない俗説です。雨穴本人や映画の制作陣が特定の物件・事件をモデルにしたと発言した記録はありません。
雨穴は建築知識を物語に活用しているため、間取り図の描写にリアリティがあり「実在の物件では?」という推測が生まれやすくなっています。しかし、これは創作の技術であり、特定のモデルが存在することを意味しません。
また、雨穴は『変な家』のほかにも『変な絵』『近畿地方のある場所について』などフィクションの考察系コンテンツを複数手がけています。いずれも同様に「実話では?」と話題になっていますが、すべて雨穴の創作として発表されている作品です。この点からも、雨穴作品に共通する「実話風フィクション」というスタイルの一環であることがわかります。
この作品を見るには【配信情報】
映画『変な家』は主要VODサービスで視聴可能です。
配信状況(2026年4月確認)
- Amazon Prime Video:見放題配信中
- U-NEXT:レンタル配信中
- DMM TV:レンタル配信中
- Netflix:未配信
※配信状況は変動します。最新情報は各サービス公式サイトでご確認ください。
まとめ
判定は「実話ではない」、根拠ランクはC(原作・記録)です。
原作はYouTuber・雨穴によるフィクション作品であり、映画公式サイトにも実話を示す表記はありません。間取り図を起点としたリアルな構成や雨穴の匿名的な語り口が「実話では?」という誤解を生んでいますが、公式に確認された元ネタや実在のモデルは存在しません。
今後、制作陣や著者から新たな発言があれば、本記事の内容を更新いたします。

