ここに来て抱きしめては実話?イ・アラムのオリジナル脚本|連続殺人犯の設定がリアル

韓国ドラマ『ここに来て抱きしめて』の判定は「実話ではない」です。本作は脚本家イ・アラムによるオリジナルストーリーであり、特定の実在事件を元ネタとしたという公式情報は確認されていません。

連続殺人犯の息子と被害者の娘というリアルな設定が「実話では?」という疑問を生んでいます。

この記事では、実話ではないと判定できる根拠を整理し、なぜ誤解されやすいのか、ネット上のモデル説についても検証します。

ここに来て抱きしめては実話?結論

判定
実話ではない
根拠ランク
C(原作・記録)
元ネタの種類
なし
脚色度
確認日
2026年4月

『ここに来て抱きしめて』(原題:이리와 안아줘)は2018年にMBCで放送された全16話の韓国ドラマです。公式の番組情報や配給資料において、本作が実話に基づくという記載は確認されていません。判定は「実話ではない」です。連続殺人犯の父を持つ青年チェ・ドジンと、その父に両親を殺された女優ハン・ジェイが再び惹かれ合う物語ですが、特定の事件をモデルにしたという公式発言は存在しません。

本記事は公開されている情報をもとに編集部が独自に検証したものです。新たな情報が確認された場合、内容を更新することがあります。

なぜそう判定できるのか【根拠ランクC】

番組情報・配給資料からオリジナル脚本であることが確認できるため、根拠ランクはC(原作・記録)としています。

脚本は『ドクター・イアン』で知られるイ・アラムが手がけています。MBCの番組情報や日本での配給資料(SPOエンタメ倶楽部・KNTV等)においても、本作が実話に基づく旨の記載は一切ありません。

韓国ドラマでは実在事件をベースにした作品の場合、「実際の事件を元に再構成」「○○事件をモチーフに」といった表記がクレジットや番組紹介に明示されるのが一般的です。本作には実話ベースの表記が一切なしという点が重要です。

演出を担当したチェ・ジュンベ監督や出演者のインタビューにおいても、特定の事件を参考にしたという趣旨の発言は確認されていません。公開情報を総合すると、本作はイ・アラムの創作によるフィクションドラマと判断できます。

実話ではないと考えられる理由

脚本・クレジット・公式資料のすべてにおいて、実話との接点は確認されておらず、本作は完全なフィクションと考えられます。

まず、本作はオリジナル脚本です。原作となる小説・ノンフィクション・手記などは存在せず、イ・アラムが書き下ろしたストーリーです。原作のない完全オリジナルドラマとして企画・制作されています。

次に、作中の登場人物はすべて架空の人物です。主人公のチェ・ドジン(旧名ユン・ナム)も、連続殺人犯として描かれる父ユン・ヒジェも、被害者の娘ハン・ジェイ(旧名キル・ナグォン)も、いずれも実在しない人物です。

ユン・ヒジェは「韓国中が知る連続殺人犯」という設定ですが、特定の実在犯罪者がモデルではなく、ドラマのために創作されたキャラクターです。この人物像は物語上の装置として機能しており、実在の事件との直接的な対応関係はありません。

韓国では実在事件を題材にしたドラマ・映画が多く制作されていますが、その場合は番組クレジットや宣伝資料で必ず言及されます。本作にはそうした情報が存在しないことが、「実話ではない」と判定できる根拠の一つです。

ではなぜ「実話」と誤解されるのか

リアルな犯罪描写と社会的テーマが複合的に重なり、実話風の印象を視聴者に与えていると考えられます。

第一に、ホ・ジュノが演じたユン・ヒジェの人物造形が非常にリアルである点です。表面上は穏やかでありながら衝動的に殺人を繰り返すというサイコパスの連続殺人犯という設定が、韓国で実際に報じられた凶悪犯罪を連想させるほどの迫力で描かれています。この演技のリアリティが「実際の事件がモデルではないか」という誤解を生む一因です。

第二に、「殺人犯の子どもが背負う社会的烙印」という作品テーマが、韓国社会で実際に議論されている問題と重なります。犯罪者の家族に対する差別や偏見は現実に存在する社会問題であり、ドラマがこのテーマを正面から扱っていることで、実話に基づく社会派ドラマという印象を与えています。

第三に、本作が2018 MBC演技大賞で5冠を獲得するなど高い評価を受けたことで、視聴後に元ネタを調べる人が増えたことも一因です。SNSやブログで「実話がモデル?」という投稿が広まり、それがさらに誤解を拡散させる循環が起きています。

第四に、韓国ドラマには実在事件をベースにした作品(『シグナル』『マウス〜ある殺人者の系譜〜』など)が多数存在します。視聴者がサイコパスを扱った韓国ドラマ=実話ベースと結びつけやすい下地がある点も影響しています。

モデル説・元ネタ説の有無

ネット上にはモデル説が存在しますが、公式に確認された元ネタはありません。

ユン・ヒジェのキャラクターについて、韓国で実際に起きた連続殺人事件の犯人がモデルではないかという推測が散見されます。しかし、脚本家・演出家・出演者のいずれからも、特定の実在人物をモデルにしたという発言は確認されていません。

イ・アラム脚本家は、加害者家族の苦悩と愛を描く意図で本作を構想したと語っています。作品のテーマは特定事件の再現ではなく、普遍的な人間ドラマとして企画されたことがうかがえます。

少年時代の主人公を演じたナム・ダルムや、成人後の主人公を演じたチャン・ギヨンのインタビューでも、実在の人物を参考にしたという言及はありません。ホ・ジュノも殺人犯役の演技について語る際、実在の犯罪者ではなく脚本から人物像を構築したと述べています。

したがって、ネット上の「実話モデル説」は視聴者の推測の域を出ないものであり、公式に裏付けられた元ネタは存在しないと結論づけられます。

この作品を見るには【配信情報】

『ここに来て抱きしめて』は複数の主要サービスで視聴可能です。

『ここに来て抱きしめて』の配信状況(2026年4月確認)

Amazon Prime Video:レンタル・購入(Prime Videoチャンネル「エンタメ・アジア」で見放題)

U-NEXT:見放題配信中

DMM TV:見放題配信中

Netflix:未配信

※配信状況は変動します。最新情報は各サービス公式サイトでご確認ください。

まとめ

判定は「実話ではない」、根拠ランクはC(原作・記録)です。

本作はイ・アラムによるオリジナル脚本のフィクションドラマであり、特定の実在事件や人物をモデルにしたという公式情報は確認されていません。

サイコパスの父と被害者の娘というリアルな設定や、犯罪者家族への社会的偏見という重いテーマが「実話では」という印象を与えていますが、物語はあくまで脚本家の創作です。ネット上のモデル説も公式には裏付けられていない視聴者の推測にとどまります。

今後、脚本家や制作陣から新たな発言があれば、本記事の内容を更新いたします。

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